このたび、私達後楽寮一行六人のホームステイでは小島先生と奥様にとてもお世話になりました。三日間のホームステイはそれほど長くありませんでしたが、得るものも多く、感謝の気持ちでいっぱいです。 日本へ来て四ヶ月経ちましたが、実は普通の日本人の生活をあまり知りませんでした。今回私達は小嶋先生と奥様と一緒にお弁当を作ったり天ぷらを揚げたり、日本の料理の作り方を知ることができました。みんな一緒にお握りと焼肉をしたのもおもしろかったです。また、奥様が作った梅酒と漬物はみんな大好きになりました。日本の和室で布団を掛けて寝ることも気持ちいいものですね。 尊徳記念館の見学は、皆にとって印象深いものでした。金次郎先生の生活の知恵と作法は日本だけでなく、世界のどの国でも勉強すべきものでしょう。人間は働くことによって知恵をみがき、自己を向上させて、社会を豊かにしていくものです。 北条祭りに参加して、皆日本の歴史と伝統文化をもっと深く理解しました。昔、日本は中国と同じく戦国時代がありました。そして、日本は中国の漢字文化の影響を深く受けました。小田原天守閣に展示された資料の中には全部漢字で書いたものがたくさんありますので、日本人より中国人のほうが読みやすいかもしれないと思いました。 まだまだいろいろな感想がありますが、沢山あって一時で言い切れません。でも今回のホームステイを通じて、日中の民間交流の意味と大切さが分かりました。 今回、本当にいろいろお世話になりまして、どうもありがとうございました。 蔡 兵、田 雪梅、施 鴻飛、鄭 紀文、李 玉剥、劉 彦栄(後楽寮寮生) (文中の小嶋先生とは、小田原国際交流協会会長 小嶋勲氏です。)